漢方専門 和漢薬 馬場香嶺堂薬局

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病気について 長男長女?


病気についての考え方

例えば病気を「川の流れと」想像してみて下さい。あなたは何かのきっかけが原因で、足を滑らせて病気である川に落ちて流れてしまったと思ってみて下さい。あなたは「助けて!」と声を出します。するとそこで川辺を見回っている人が、すかさず浮き輪をあなたに投げてくれます。それが、西洋医学というわけです。うまくいけば、それでかなりの人が岸から上がれるでしょう。しかし、岸が急だったり、ヌルヌルしてて足を取られたり、あるいは着ている服が水をたっぷり含んでしまい、岸に上がれないまま流されてしまう人が多いのも事実です。私はその川の下流の穏やかな流れの岸辺に座っています。ただ私は、川を流されているどの人が、私に助けて欲しいのか、見分けがつきません。だから横を向いて漢方薬を作っている私に声をかけ下さい。あなたがなぜ川に流されているのか教えてください。私はあなたに合ったロ−プを投げます。それこそが漢方薬ということです。あなたはそのロ−プを丹念にたぐり寄せて、岸に近寄って来て下さい。私は手を伸ばしてあなたの手をつかみますから「1.2.3..GO」の掛け声で岸に上がって下さい。私だけが力んでも、あなただけが力んでも決してあなたの体は岸から上がれません。ふたりが同時にうまいタイミングで力を入れるのです。1回では無理かもしれません。2回、3回になるかもしれません。お互いあきらめずに、いろいろな方法でトライすれば、きっと岸に上がれるはずです。あなたなら出来るはずです。私だって、あきらめませんよ。

あなたは長男?長女?ひとりっ子?

両親にとっては、初めての子供は悪く言えば「与えられた大切なおもちゃ」でちやほやと過保護、過干渉の対象です。何にでも受身で育ってしまうと、外界からの病気、例えば喘息とかアトピ−などもかなりの確立で背負い込むようです。子供のほうも幼少より親の望むことを先回りして考え喜ばせようとします。相手の気持ちを先回りして気を使うのは、世間に出てからも利点として大切です。しかし建前ばかりが優先されると、自分の本音とのへだたりはますます広がるばかり、限界を超えると、ある時を境に会社や学校にぱったりと、来なくなってしまいます。「あんなに、気を使ういい人がどうしたのかなあ?悩みなんか無さそうだったのにねえ...]よくある話です。本人は自分だけの世界に入ってしまったのです。そうなったら、まったく逆方向に向いてしまい、自分しかない主観的な世界に入ってなかなか出てきません。もちろん、自分を守るために、主観的になるのは当然のことなのです。動物や植物も人間のために可愛かったり、綺麗に咲くわけではありません。自分のためだけに生きているのです。生物の生存本能なのです。しかしちょっと、考えてみて下さい。この地球上で毒も強い力も持っていない人間が、これだけ繁栄しているのはどうしてだと思います?それは人間が助け合うということ、みんなで助け合って狩をします。困っている人がいればみんなで助けます。みんなで戦争をしてしまうのは困ったものですが、とにかくひとりでは生きていけませんよ。誰かに助けられながら、また助けて生きていくんですね。だから調子の悪い時は、誰かの力を借りましょう。よく「元気をもらう」なんて言うじゃないですか。

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