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がんについて たばこで肺がん


がんについて

これほど、本人と周囲の人も含めて人の心を翻弄する病気もないでしょう。ここで「漢方を」と思った方は、すでに西洋医学の放射線治療、根治手術、抗がん剤治療などが、ひと段落した状態でしょう。がんの心配な事は「転移」という問題です。いろいろな方法で除去するだけで解決するなら、これほど世界中の人が苦しむ病気にはなっていないでしょう。まさに人類への難問です。手術で取ってしまったから「もう無いことにしよう」と考える気持ちも無理はありませんが、手術後3ヶ月、6ヶ月ごとに検査する、CT断層撮影の体を輪切りにする分解能力は5mmです(2cmが早期がん)、という事は5mmよりがん細胞が小さいと、無いというわけではなく、最初は0.1mmといわれている、がん細胞が写らないという可能性もあるのです。数ヶ月ごとにCT検査をするのは、がん細胞の発見もさることながら、もし発見された場合、無かった時からの成長速度の予想もするためなんです。CT検査の結果は「がん細胞は無いか、あるいは、今のところは見えない可能性もあります」がほんとうのところなんでしょうね。最近話題になっている「幹細胞」が、がん化すると、他の細胞と違って抗がん剤などを排除するシステムにより、生き残り「転移」の要因になるのではないかと言う事が解って来ましたが、まだまだ解明への道のりは長いようです。治療後「がん細胞はありません」と言われたはずなのに、しばらくして突然「転移があるようです」と言われるまで、手をこまねいて、待っていることはないじゃないですか?せっかく「見た目がん細胞が無くなっている」のですから、今がチャンスです。何とか自分の免疫システムに頑張って貰うためにも、漢方を試す価値は十分にあると思います。がん細胞は、ずる賢く、体をだまして栄養を横取りするように新しい血管まで作らせ、体に「オレオレ詐欺」のように「たかり」限りなく増え続けるのです。残念ながら、免疫とがんの闘いは、ほんとうのところ、がんのほうが少し優勢のようです。そこを漢方の力(免疫の再教育、活性化)などで何とか、引き分けの状態にもって行こうではありませんか。

たばこは肺がんの原因?

よくたばこが肺がんの原因だと言う話と、ロシアの長寿の村の老人がヘビ−スモ−カ-だという二律背反のような話があります。現在解っているのは、成長段階の脆弱(ぜいじゃく)な遺伝子は成人に比べて発ガン物質だらけのたばこによって傷つけられ、将来、がん化する確立が飛躍的に上がってしまうというものです。統計では15歳以前から喫煙を始めた人と26歳から始めた人で5倍の差がでるそうです。もっとも非喫煙者とは30倍だそうですけど。「たばこはかなり大人になってから吸い始めないと肺がんのリスクが飛躍的に上がってしまいます」が正しいんでしょうね。当店にもヘビ−スモ−カ−のお客さんがいますが、漢方薬を欠かさず飲んでいるせいか、その辺は「セ−フ」ですねえ。ところで私は吸いませんが、古老大先生はここ数年禁煙が続いているようです。

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