漢方専門 和漢薬 馬場香嶺堂薬局

質問2 基本的な疑問


基本的な疑問


Q どのくらい長く飲むの?
A 漢方は長くかかるというのが、定説のように言われています。でも考えてみて下さい、あなたが病気を自覚してから、どれだけの日数が経っているのか?漢方に限らず慢性病などでは、本当は病気を自覚したその時点まで折り返すくらいの時間が必要なはずです。現代医学の対症療法なら魔法のごとく「あっ」という間に症状は消えるかもしれません。でもタイムリミットが過ぎれば、また元に戻ってしまいます。『昨日風邪を引いた」というなら、漢方だって早く効果が出ます。でも大抵の場合、数ヶ月いや数年来の病気が続き、一進一退、八方ふさがりの状態で、「漢方でもやってみるか?」というケ−スがほとんどのはずです。なのである程度の日数は必要です。しかし短期間のうちには一部の症状などの改善など、「具合が良くなっていくフィ−リング」は体感できるでしょう。もちろんだからといって、大量に購入する必要はありません。あなたの都合に合わせて3日分でも10日分、30日分でも結構です。要するに根気良く体の免疫を再教育させ続け、免疫を助けて病気にあなたの自身の体で戦える力を温存させる時間が必要なのです。また別の考え方として、スポット的に御自分の病気の年間カレンダ−を見渡してみる方法もあります。例えば「花粉症」に苦しんでいる人は毎年3月がピ−クだとすると、多少リ−ドを取って2月から飲み始めると、まったく苦しまずに過ごせるか、もしくはごく軽くてすむようです。すごいのは、1年に1回毎年欠かさず同じ日に購入しに来る人がいることです。

Q 漢方薬の値段はいくら位?
A 1日分の薬代は580円です。3日分 1740円、10日分 5800円、20日分11600円、30日分 17400円。 皆さん御自分の都合のよい日数で購入されています。俗に昔は1日分の値段がコ−ヒ−1杯分、今はラ−メン1杯分の値段だと言われています。業界相場より、かなりリ−ズナブルな設定にしてはありますが、それでも、まとまると結構な金額になってしまいます。『誰かに貢ぐわけでもなく、自分のために投資するのだから、惜しくはないよ」と言ってくれる方もいます。でもなるべく負担が少ない方が良いに決まってますよね。ですので業界ではあまりやりたがらない、短い日数での販売をしています。さらに裏技として、子供量になってしまうので、本当はあまり薦めたくはありませんが、症状が安定してきたころから、10日分のくすりを30日に服用している方もいます。ただしそんな人たちは律儀に1ヶ月に一度10日分しか買っていかないのですが、欠かさずずっと続けています。煎じた薬は、まあ3日くらいが保存の限度なので、合理的ではあるかもしれません。 その人に聞いてみると「結構調子いいですよ、そういえば家族の中で私だけ風邪も引かなかったなあ」そうなんです。たとえ胃の薬を飲んでいても、体の免疫が上がっているために風邪を引きにくいんです。

相談について

Q 気軽に相談できるの?ゆっくり相談できるの?
A よく相談に来た人に、漢方医学やら中国医学の難しい専門用語で煙に巻くところもあるようですが、私は疑問に思います。あなたは病気を治したいのですから、いかにもこれは難しい病気なんだとばかり、もったいをつけるのは、良心的とはいえません。私は世間話半分、アドバイスと病気に対するる情報半分のつもりで、話しています。私だって解らないことはあります。でも次回までに出来るだけ調べておきますよ。漢方はお店と患者さんがお互い信頼し合って、辛い病気と立ち向かっていく手助けをしていくもののはずです。この漢方を飲んで良くなろうと思って飲むと、不思議に良く効くものですよ。あなたの力に少しでもなれば、うれしい限りです。それから、相談といっても病気のことばかりとは限らず、あらゆる話をしていかれる方もいます。「また 話に来たい」からと、小まめに購入する方すらいいるほどです。私は世間話歓迎ですよ。『病気』という字は「気」の「病」と書くではないですか。「媚びず驕らず(こびずおごらず)」が私の信条です。あと長時間相談したい人はうまくしたもので、次のお客さんが来ると「どうぞお先に相談してください。」とその人が終わるまで待っています。長時間相談の最長記録は、いつも長い患者さんが、その日に限って午後3時に来店したので『今日は早く帰えりたいのかな?」と甘く考えたら、納得して帰ったのはなんと、夜11時半でした。この記録はまだ破られていません。
(ただし、気の短い江戸っ子「大先生」は長時間は苦手なので私が担当します。)

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