漢方専門 和漢薬 馬場香嶺堂薬局

不妊 朝鮮人参


不妊

現在、不妊治療をしている人は全国で47万人もいるそうです。このうち機能的な原因というわけでもなく、原因不明とされている男女が25パ−セントもいるそうです。「はいっ、待ってました」これは漢方の出番ですね。古老大先生は不妊に悩む方々から「子作り名人」といわれて久しいです。多くの方は不妊治療の長い道のりを経て当店にたどり着くようですね。漢方は基本に帰り、体をいい状態に整え、準備万端にさせます。あとはいろいろな意味でがんばってもらえれば、吉報がもたらされる事でしょう。昔から漢方で授かった赤ちゃんは「肌の綺麗(きれい)な赤ちゃんになる」といわれ、なんとその赤ちゃんは煎じ薬を抵抗なく飲む子供になるようです。将来、健康が約束されているようで頼もしい限りです。ところで、人間は動物としては、もともと子供は出来にくいんですから、どうかあきらめないで下さい。だって神様は人間には発情期も創らず、毎月チャンスを与えているでしょ。食物のある春に出産しないと生き延びれない動物とは大違いです。人間は子だくさんといってもせいぜい6人とか多くても12人くらいですよね。毎年一度の出産で何百も産む動物もいるのに、大脳の大きな精密精巧な人間は本当は十月十日では足りず一年早産で生まれてきます。それ以上胎内にいると、大脳がが大きくなった頭が産道を通れなくなるからです。両親に面倒を見てもらう事を前提に「エンジェルスマイル」で生まれてくるのです。生まれてすぐ立ち上がる動物とは違いますね。その後も大変長い年月両親が発育を助けます。おじいさん、おばあさんがいる動物も珍しいのですが、孫のために「オレオレ詐欺」に引っかかってしまうほど、長い年月面倒を見てしまいます。

朝鮮人参

古くから不老長寿、万病薬として、珍重され、根が人の形に似ていることから「人参」といわれ、江戸時代には大変高価な薬でした。漢方では代表的な補気薬であり、元気を補い、脾胃を健やかにし、神経を安定させ、津液を生じるとされています。写真の人参は掘り出して水洗いしたままの生なので、標本としては立派ですが、生しいたけより干ししいたけのほうがダシが出るように、生は薬用酒としては濃厚にはなりません。すべての成分が出揃い適齢期の女性のごとく成熟するまで6年かかり、その間に間引きした若い人参が「お土産の生人参」「てんぷら」(鶏煮込みス−プ)「サンゲタン参鶏湯」に使われます。漢方処方に入る構成生薬のほか、薬用酒として人参,ナツメ、ショウガと蒸留酒(ウイスキ−、ブランデ−、ホワイトリカ−,焼酎)で人参酒を作り晩酌の食前酒として飲むのもなかなかいいですねえ。

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