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やせる漢方 拒食症


やせる漢方

新陳代謝を促進させ、脂肪を付きにくくする漢方はありますが、やはり肝心なのは、食べ過ぎてしまう事です。肥満にブレ−キをかけていても、同時にアクセルを踏んでいてはうまくいきません。そもそも人の食生活が飢えから解放されたのは、つい数百年前からで、それまでは、脂肪を蓄えた寒さや飢えに強い祖先が生き残って来たのです。古くは平安美人のふくよかな安産型の女の人が「美人」とされていたのは、その名残なんでしょうね。もともと脂肪のたっぷり付いた祖先を持った子孫なのですから、たとえ今ガリガリのス−パ−モデルでさえその遺伝子を持っているため、一日ビスケット一枚で我慢するとか、食べても拒食症のように、吐いて戻さないと太ってしまうのです。飢えの記憶が常に恐怖として遺伝子に埋め込まれているので、ビクビクしていつも脂肪に蓄えて安心しようとしているのです。だからよくある「〜ダイエット」のように絶食状態にしてしまうと、寝た子を起こすようなもの、脳はびっくりして、今度食べ物が入ってきたら、まるまる脂肪に貯蓄し、さらに数倍の食べ物を空腹感として取らせようとします。これがいわゆるリバウンドです。コンビニに100円のおにぎりを買いに行く時も、財布には100万円入っていないと不安になるのです。せいぜい財布には千円入れて買い物に行けるように、脳を洗脳していけばいいんです。脳を騙す(だます)事、それは収支を少しずつ調節して、わからない様に食事を少しずつ減らしていけばよいのです。とっても熱いお風呂に最初からは入れないけど、ぬるいお風呂に入りながら少しずつ熱くしていくと熱くなっても平気でしょ。毎日体重計にのってみてください。そこで何キロかを見るのではなく、昨日に比べて何百グラム、増えたか減ったかだけを見るのです。十桁のところはガムテ−プで隠してもいいです。一日分の収支のバランスを見て、食事と運動の成果を検討するのです。少しずつ体重が増えたのですから、そうやってまず現状維持、次に少しずつ減らしていけばよいのです。あとは新陳代謝を促進させる漢方と共に、一ヶ月数百グラムのダイエットかもしれません。でも実行できれば、期待できますよ。世界中の人の平均値の体重とかではなく、あなたの二十歳の時の体重が、あなたのリファレンスなのです。

拒食症

外国の拒食症キャンペ−ンCMにすごく説得力があるのがあります。姿見の鏡に映った「ぽっちゃり」とした女の子が自分の姿を見て悩んでいるシ−ンから始まりやがて映像が引いていくと、そこには鏡を見ている現実の病的にやせ細った女の子が立っていました。女の子自身には自分の姿が頭の中だけで考えた「主観(思い込み)」として映っているんですね。それは例えば本屋のダイエットコ−ナ−で本を見ている女の人たちにもいえます。どう見ても太っていないのです。世の中のカップルを見渡してみてください。ぽっちゃりした女にやせた男、太りぎみの男にガリガリの女、以外に「ああ-そうなんだ」という組み合わせが多いでしょ。人は自分にないものを相手に求めます。「あなた」は「あなた」でいいのです。拒食症で痛々しく飢餓状態になった女の子は美しいですか?「健康的な美人」というじゃないですか。漢方を続けている女の人は皆さん素敵に見えますよ。

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