漢方専門 和漢薬 馬場香嶺堂薬局

不眠U


不眠U

「うつ」の初期に不眠のみの症状があるので注意しましょう。極端な早朝覚醒午前2時とか3時とか真夜中に目が覚めてしまい、朝までくよくよと悲観的な事ばかり考えてしまいます。うつの変調はあくまでグレ-状態が多く気がつかないうちに足を取られてしまいますからね。心配事が気になって眠れないのは、そのストレスに対抗して出てくる「コルチゾ−ル」というホルモンが分泌され、脳や体の活動レベルが上がってしまうからなんです。脳で作られ眠気をもたらす睡眠誘導物質というのがあります。外界が暗くなると分泌量が増えるメラトニンというホルモンは聞いたことあるでしょ。食後の満腹感で眠気をもたらす睡眠をもたらす物質、風邪などひいて熱が出るとだるくなり、眠らせて体に余分な活動をさせずに、免疫が働きやすくする睡眠誘導物質など、結構思い当たりますよね。漢方は総合的にうまく調節して眠気をもたらすように働きます。ぜひ試して欲しいものですね。

朝起きのコツ

朝起きたら、まず太陽の光を浴びて下さい。15分くらいでいいです。睡眠誘導物質のメラトニンを今度は消す事が目的です。体に朝を覚えこませ、体内時計をスイッチオンさせるのです。もうひとつ、朝食を食べる事も体内時計の時計あわせに重要です。極端に早朝ではなく、いつもの起床時間であることがポイントです。休みの日の朝寝坊もプラス1〜2時間にしてください。体内時計がずれ過ぎちゃいます。宵っ張りで遅寝でも、同じ時刻に起床すれば体内時計の正確な時刻合わせが出来ます。それが早起き早寝にも通じることになりますよ。とはいっても昼食後などは眠くなりますよね。昼寝も結構ですが、午後1時から午後3時までの30分程度にしてください。それ以上だと本当の睡眠になってしまい、夜寝れなくなりますよ。ただし夜勤とか昼夜逆転の朝寝床につく職業の人などは、時計回りのシフトで遅めにずらすのが楽です。朝の光を浴びてしまうと、メラトニンが消えちゃうので、サングラスするとか光を浴びずにさっさと家に帰って暗くして寝てくださいね。

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