漢方専門 和漢薬 馬場香嶺堂薬局

質問


どんな漢方薬があるの?


Q 病気にならないための漢方薬はあるの?
A もちろん、飲んでれば丈夫になる漢方はたくさんありますよ。例えばヨクイニン(はとむぎ)、どくだみ(じゅうやく)、げんのしょうこ、ケツメイシ(はぶちゃ)などに代表される,いわゆる健康茶類や昔から有名な朝鮮人参(高麗人参)から、「お酒飲みの友」うこん粉末、目に良い天然ビタミンAを大量に含んでいる「八ツ目鰻」とかお風呂に入れる漢方生薬のみの「入浴剤」まで、多種多様にあります。漢方は煎じるのが基本ですが強壮剤の「マムシの粉末」や、例えば「朝鮮人参酒、クコ酒」などの蒸留酒(ウイスキ−、ブランデ−、ホワイトリカ−、焼酎)にただ浸けておけば、出来てしまう薬用酒も人気があります。朝鮮人参はよく時代劇にでてくる「お父っつあんのために娘が身売りして薬代を...」というのは今は昔の話で、当店では1本5〜600円からあります。さすがに、歴史のある漢方は力がつきますよ。

Q 何でもあるの?
A いつだって大騒ぎに踊らされる、いわゆるその場限りの健康食品以外なら(紅茶きのこ、あまちゃずる、シジウムなどは一体どこにいってしまったのでしょうかね?)結構珍しい商品まで長年歴史のあるものを揃えて重宝されています。例えば「御嶽山の百草丸」とか民間療法赤本の「卵の油」や「梅肉エキス」、外用塗布薬「キウレイコン」などあまり見ることのないような物まで揃えてあります。さらに、現在流通している生薬でしたら(確かに植物としてはあるけど流通してないものもあります)、500g単位ではありますが取り寄せいたします。本当のところ、不老不死の薬を求めて秦の始皇帝が財力と大勢の人にあかして、世界中から集めた時以来新しい生薬がいまさら発見されるということは、あまり期待できません。多少の効果はあるでしょうが、自然淘汰の歴史の中で消えてしまうものがほとんどです。ところで、「体にい良いから」という理由で一粒でレモン100個分のビタミンCを含んだ健康食品をとった人がいるとしましょう。その人は本当に毎日レモン100個食べなくてはビタミンCを補給できないのでしょうか?多分レモン半個分で足りるはずです。そうすると、体は「まったく、余計なことをしてくれるなあ」と文句を言いながら、レモン99個と半分を「うんこやおしっこ」に大変苦労して排泄するのです。そんな人は多分あらゆる健康食品もとっていることでしょうから、肝臓が薬物性肝炎にでもなったら、本末転倒でたまったものではありません。「趣味の健康食品マニア」になるより、正確な漢方を試したほうがよっぽど「体のための近道」になりますよ。

具体的には?

Q やっぱり本人が行かないと駄目なの?
A                                     寝たきりでない限り来て下さいよ。具合が悪い時は医者のところに自分が行くでしょ。(代理の人がその人の症状を演技するんですか?)医学部では俳優が病気の人の演技をする授業があるようですが....やはり、本人が来るのが本当です。最初だけでもいいですから、あなた自身のことなんですから、誰も代わりは出来ませんよ。それから、おばあさんが「孫に薬を」も子供の親を飛ばすと、これまた難しいみたいですね...。せっかく好意で薬を持っていってあげても、「効いて当たり前」「すぐ効かなきゃ」かえって噛み付かれたりと、紹介した人が気の毒な結果になってしまいます。本人がいろいろと話をして納得すると、同じ薬でも効き方が違って来るようですよ。          

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